【田中ビネー知能検査Ⅴ】どんな問題がでる?何をチェックしている?

どんな問題がでる?

年齢順の問題

田中ビネー知能検査Ⅴは、この年齢の子であれば、半数以上、つまり、6~7割の子が通過(合格)できる、という問題が「○○歳級」と設定され、年齢順に配置されています。

年齢が小さい子の問題は、おもちゃのような道具も使い、興味を持って取り組みやすい作業になっています

どの問題が通過できて、どの問題が不通過なのかということから、その子の精神年齢を導き、そこからIQを求めます。

子どもをケアするうえで年齢的な指標があるとイメージはつかみやすい。しかも各問題が実生活に即した内容であるから、具体的にどのような学習(トレーニング)をしたらよいのか、どのように対処(トリートメント)したらよいのかを示唆してくれる。

田研出版株式会社ホームページ 「田中ビネー知能検査Ⅴ

具体的な問題例

お詫び

具体的な問題例や参考画像を今までこの項目に載せていましたが、発行元の田研出版様よりご連絡があり、削除させていただきました。

検査の信頼性を保持するためです。ご理解いただけますと幸いです。

【田中ビネー知能検査Ⅴ】がどんな検査かについては、下記ページでも詳しく説明していますので、是非あわせてご覧ください。

検査官の着眼点

田中ビネー知能検査では、検査結果のIQをただ読み取るだけでなく、下記一覧のような項目を観察することで、その子の持っている潜在能力を把握することができます。それにより、苦手な分野がある子に対し、どのように支援するべきかが分かるのです。

  • 問題への取り組み方、応答性
  • 言葉のやり取りの様子
  • 動作、作業についてもチェック
  • 聴覚系(言語性)と視覚系(動作性)の問題についての理解はどうだった? 等

まとめ

今回は、田中ビネー知能検査Ⅴはどんな問題が出るテストなのか、また検査官がチェックしている項目を併せてみてきました。

療育手帳の交付時の知能検査としてよく行われるので、どなたかの参考になれば幸いです。

療育手帳や知的障害については、下記ページで詳しく説明していますので、是非あわせてご覧ください。

今回はこの辺で。最後まで読んで下さって、ありがとうございました!