操作的診断基準ってなに?

2020年8月17日

操作的診断基準ってなに?

操作的診断基準ってなに?

操作的診断とは、精神障害の分野で使用される、原因が明確になっていない症状に対する診断基準のことです。

操作的診断基準は、原因不明なため、検査法がなく、臨床症状に依存して診断せざるを得ない精神疾患に対し、信頼性の高い診断を与えるために、明確な基準を設けた診断基準である。

脳科学辞典「操作的診断基準(精神疾患の)」DOI : 10.14931/bsd.912

「自閉症」の【操作的診断基準】は?

自閉症・自閉スペクトラム症も精神障害のうちの1つなので、その2つに診断基準が記載してあります。

診断基準の項目については、下記ページで詳しく解説していますので、是非あわせてそちらをご覧ください。

さらに自閉症・自閉スペクトラム症の原因が明確になっていない理由は、下記です。

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「操作的」ってどういうこと?

「操作的」とは、「操作的定義」と捉えられます。

POINT

操作的定義とは、目で見て測定・定義できない曖昧な概念を具体的に、誰が取り扱っても同じ結果になるように言葉で定義することを言う

具体例

例:「知能」とは?

「知能」はWikipediaでは「論理的に考える、計画を立てる、問題解決する、抽象的に考える、考えを把握する、言語機能、学習機能などさまざまな知的活動を含む心の特性のこと」と定義されています。

では目の前にいる人の知能はどの位ですか?と言われても分かるものではありません。

「知能」に対する操作的定義とは「知能は知能検査の得点である」という定義になります。

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最新の【操作的診断基準】として使われているものは?

2020年現在、精神障害における最新版の【操作的診断基準】として使用されているものは、下記の2つです。

最新版の操作的診断基準

ICD-10(2013年版)

DSM-5

ICD-10、DSM-5については、下記ページで詳しく説明していますので、是非あわせてご覧ください。

【操作的診断基準】が生まれたのはいつ?なぜ必要だった?

世界で初めてとなる【操作的診断基準】が導入されたのは、アメリカ精神医学会(APA)によって1980年に発効された【DSM-Ⅲです。経緯などは下記ページで解説していますので、是非あわせてご覧ください。

今回はこの辺で。最後まで読んで下さって、ありがとうございました!