【WISC-Ⅳ】低い場合の支援法|VIC/PRI/WMI/PSIごとに紹介

2021年1月11日

WISC-Ⅳ_結果が低い場合の支援法

WISC-Ⅳでは、全体的なIQ(全検査IQ)だけでなく、その子の【弱み】と【強み】が分かるように、結果の項目がたくさんあります。

各項目については、結果の見方のページで詳しく説明していますので、是非あわせてご覧ください。

全検査IQが同じでも、その子の合成得点が低い項目、つまり【弱み】を理解してあげることで、支援方法が違ってくることが分かります。具体的に見ていきましょう。

言語理解指数【VIC】が低い場合

言語理解指数【VIC】が低い場合、こちらの言っている指示や説明を理解できていない自分の言いたいことを上手く表現できていない可能性が高い。

POINT

常に本人が分かる言葉での指示・会話が必要。特に、指示は一度に一つにする。

POINT

例)「あれ取って」「早くしなさい」「片付けなさい」などの抽象的な指示ではなく「棚に置いてある、ペンを、お母さんに下さい」「朝ご飯は、7時30分まで」「脱いだ靴下を、カゴに入れて」などわかりやすい言葉で、簡潔に、ゆっくりと伝える必要がある。

知覚推理指数【PRI】が低い場合

知覚推理指数【PRI】が低い場合、視覚からの情報を正確に捉えられていない可能性が高い。うっかりや、おっちょこちょいな印象がある場合もある。

POINT

その場の空気を察したり、探し物が苦手、また、長文問題・グラフや図形を用いた問題になると解けなくなることがあることを理解してあげる。

POINT

聴覚からの情報を多く取り入れ、逆に視覚的な情報をシンプルにする必要がある。

ワーキングメモリー指数【WMI】が低い場合

ワーキングメモリー指数【WMI】が低い場合、短期記憶が苦手なため聞いたことをすぐ忘れたり、内容を理解するのに時間がかかる

POINT

新しいこと・資料を学ぶときに、より多くの繰り返しが必要になることがあることを理解してあげる。

POINT

長期記憶として定着するまでじっくりと「今何をすべきなのか」ということや、こなすべき工程をメモに書いて貼っておくという支援が必要である。

処理速度指数【PSI】が低い場合

処理速度指数【PSI】が低い場合、学校での作業や、その他の日常のタスク素早く正確に完了することが苦手である可能性が高い。

POINT

作業により多くの時間を要する場合があることを理解してあげる。

POINT

他の3項目の情報を基に、その子に適した支援法でやり方とゴールを明確に提示してあげるという支援が必要である。

まとめ

今回は、WISC-Ⅳの結果が低い場合の支援法を、VIC/PRI/WMI/PSIの項目ごとに紹介しました。

その子の苦手な部分を理解せず接していると、その子の自尊感情が低くなってしまいます。そのため、適切な支援や接し方は大切ですね。自尊感情については、下記ページで詳しく説明していますので、是非あわせてご覧ください。

より具体的にどのような部分を苦手としているかは、問題例を見ると分かりやすいので、下記ページもあわせてご覧ください。

今回はこの辺で。最後まで読んで下さって、ありがとうございました!